FUN-club設立の主旨


 生活習慣病といわれるガン、糖尿病、心臓病などの疾患や肥満は、増加の一途を辿るばかり。現代の医療システムはこうした病気の「治療」や「早期発見」には目覚しい進歩を見せていますが、こと病気の予防や健康の質の向上といった分野に関しては、手を施したくともおのずと限界を設けざるを得ない現状があります。言い換えれば、医療業務とは病気への対処対応であって、未病対応や健康の維持・増進など、これらは個人の範疇で対応するものとして一線を設けざるを得ない事実が現存します。
 このような認識の基、私たち職務分野の相違はあれ、対象者に対して健康の維持、増進を提案する立場の者として対象者の自らの健康は自らで守る「セルフケアライフ」意識の高揚と定着に対して、各分野の学術見解の相違は別として各々に融合を図り後方支援的な見地から私たちは対象者に対して健康で生きぬく智慧を提供して行かなければならないのではないでしょうか。
 そんな中、世界中の研究者や専門家の間で「栄養と病気の関係」に関する研究が進められ、多くの身体異常に栄養の乱れと食の乱れが深く関与している事が解明され発表されるようになりました。栄養状態の乱れを正すこと、すなわち食生活やライフスタイルを改善することこそが、病気の根本の原因を解決することであり同時に病気を未然に防ぐことでもあるという予防医学が人々の間でもクローズアップされるようになってきたのです。
 時代は今、「治療」から「予防」へと変わりつつあるのです。
就いては、高度標準化した健康提案者に於いて、健康社会の確立に寄与すべく当クラブを設立します。

主宰 予防医学分析研究所  若狭 良成