HSAカウンセリングシステムは、アメリカのライナス・ポーリング博士(ノーベル生化学受賞)等の手により、1950年代から60年代にかけて誕生・確立した分子矯正医学理論(※1)を体系化させた日本で考案・構築された欠乏栄養素分析を基軸に摂取栄養素提案も可能とする予防医学的健康提案プログラムです。

HSAはヘルス・シグナル・アナライザーの略で、その名の通り、自覚症状を体が発する注意信号(シグナル)として捉え、その不全生理作用に関わる栄養素を分析するとともに適正な補給方法を提案する装置のことです。

「最大の特長は、個人の自覚症状内容を分析して、そこからその人に不足している栄養素や欠乏が類推される栄養素を分析して、その人にあった最適な栄養素の補給方法までを提案できる事です」

このシステムを活用することにより、疾病の予防と質の高い健康維持・管理を行うことができるのです。
※1 分子矯正医学理論
ガン/脳卒中/心疾患/高血圧症/糖尿病などの現代病は、栄養素の欠乏が原因とみられる「食源病」なので、なるべく医薬品を使わずに必要な栄養素を補給・矯正して、生体の自然治癒力を最大限に発揮させながら治療を行うべきであるとする理論のこと。

病院の栄養管理システムの開発と販売業務に携わった際に、栄養素管理の重要性を認識したのですが、従来の栄養管理システムに疑問を抱くようになりました。何故なら、栄養素の過不足判定で数値管理に固執していたり、基本データの位置付けが明確でなかったり、個々人の代謝能力の差異を考慮できなかったりしたからです。

この疑問は、さらに広がり従来のシステムでは本当の意味で対象者の健康管理提案を行うのは難しいという危機感へと変わっていきました。

その思いが、予防医学の先進国であるアメリカの分子矯正医学へと私を駆り立てたのです。この理論を軸に、生理・生化学分野へと視野を広げ、健康管理の重要な要素である欠乏栄養素の分析方法を探究し続けました。その成果が日常の何気ない《不定愁訴》から欠乏栄養素を分析する、ヘルス・シグナル・アナライザーです。

現在は予防医学分析研究所を主宰し、健康誌などへの出筆掲載やフィットネスを始めとするスポーツ業界、エステティック業界、カイロプラクティックを始めとする整体業界など、あらゆる分野でセミナー活動を展開したり、子供の健康を守ることを目的とする親達への健康教室を開催するなど、予防医学の啓蒙と普及を目指しています。
今後の目標としては、関連の団体や教育機関などとの連携を深め、対象者とじかに触れ合う管理栄養士や健康運動指導士などの教育用ツールとして当システムを活用し、実社会での即戦力となる高度に標準化されたカウンセラーの早期教育に努めてゆきたいと考えております。

疾病予防と健康維持のために、当システムのご提案を通して健全な社会の発展に微力ながら貢献していきたいと考えていますので、よろしくお願い致します。