2.基礎代謝



基礎代謝とは、通常体温および室温20度の条件下で、安静にし、しかも消化吸収が行われていない空腹時のエネルギー代謝量です。基礎代謝は、色々な生体機能の維持に不可欠であり、このエネルギー量の60%は熱の産生に利用され、残りは心臓などの循環器系、呼吸器などの各機能および脳の活動に使われます。スポーツ選手の基礎代謝量はトレーニングを積んでいない一般の人と比べて、季節的な変動の大きい事も明らかにされています。また、トレーニングの程度が高い期間等では増大します。これは疲労回復のためにエネルギーが各臓器や骨格筋において消費されるとともに、物質代謝の速度が高まるためです。


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